あの時の言葉の意味、今なら全部わかる。
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定期的にやってくる泣き顔描きたい期。
大抵そういう時に描くのは珂月になる珂月を泣かせ隊隊長ですどうも。
主に珂月がマジ泣きするのは初期の心身衰弱期と
憬が臆病蒸し返したきっかけが自分だと知った時辺りかなと思う。
元々憬が人と深く関われなくなったのは父親が自分に対して
病気を隠して一人で苦しんでいた事がきっかけで、
「実の親さえロクに支えてやれない自分が他人の心に入り込むなんてできるはずがない」
と、考えるようになったからなんだけど、
珂月がとある行動で憬の知らない所で危ない目に遭ってしまって、
それが憬にとっては父親の一件と重なって、前向きになりかけていた心に
トラウマ再発させるきっかけになってしまったという前提。
(憬のその辺に関する詳しい心境はいつぞやのハイパー長文参照だぜ!→【こっち】)
珂月がそれに気付くのは憬が伊吹とマジ喧嘩した事で本音というか、
色々諦めようと自暴自棄気味になっている部分を露呈した時。
その時に憬はトラウマ再発の一件に関する卑屈発言を珂月に投げてしまうだろうと思うので。
冒頭の「あの時の言葉」はトラウマ再発の一件当時に
憬が「俺、何自惚れてたんだろ」的な事を独り言っぽく言ってる。
当時の珂月は憬が対人関係に臆病だった事を知らないので意味を理解できなかったけど、
マジ喧嘩時の様子から憬が抱える傷を垣間見て、その言葉の意味と自分のやったことの
因果関係を理解して、自分が憬を苦しめたことに気付いた。そんな感じ。
珂月の事だから酷く自分を責めるだろうな、と。